ssawwaves’s blog

時々山登り。高山植物や山野草との出会い。

北岳 | ミネウスユキソウ

エーデルワイスは、ヨーロッパでは、もっとも有名な高山植物ではないでしょ

うか。

ミネウスユキソウは、エーデルワイスと同じ仲間で、キク科ウスユキソウ属の花。

日本の固有種です。

高山での分布域は広い方。

東北と上越地方、北・中央・南アルプス八ヶ岳で見られます。

学名は、Leontopodium(レオントポディウム)ライオンの足と言う意味だそうです。

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Leontopodium japonicum var.shiroumense

北岳では、トラバース道や稜線で8月に見られます。

足もとに咲いているとヘトヘトでも、ちょっとウキウキ。

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ミネウスユキソウとキンロバイ

ミネウスユキソウは、ほかのウスユキソウ属にある、苞葉にある、細かい白い綿毛が少なくて、ふわふわした感じがなくスマート。

それから、北岳のミネウスユキソウは、苞葉、茎葉ともに丸みがあり、柔らかなラインで、ほかの山で見かけるミネウスユキソウと個体差があるような。

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雨上がり早朝

ちなみに、下は、至仏山のミネウスユキソウ。

葉っぱが細身。

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至仏山のミネウスユキソウ

しかし、このウスユキソウ属は6種と4変種あり同定に迷うんですよね。

山域や標高から分類しています。

ミネウスユキソウは、ウスユキソウが高山に上がったものです。

 

日本でエーデルワイス(セイヨウウスユキソウ)に近いと言われているのは、岩手県早池峰山に咲くハヤチネウスユキソウと、至仏山谷川岳に咲くホソバヒナウスユキソウです。至仏山の雪渓周辺に咲いていたホソバヒナウスユキソウは6月に見に行きました。

 ↓ もっと美人に撮ってあげたかった。

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