北岳|タカネマンテマ
山野草が好きで仕事や諸々の合間に山登りをします。
レンズの大きいカメラを持って歩く体力はないので、ほとんどが
FUJI FILM X10 か、さらに小さいFinePix F800です。
植物の名前を暫く見ないと忘れるので記録していきます!
もうひとつ同じIDの大文字でBlogを書いていますが、花の事は分けたいと思いました。
上の写真は今までに登った一番高い山。
夜明け前。右端の雲の間に富士山が頭を出しています。
この時は8月、気温は10℃でした。
未明にはペルセウス流星群が頭上を流れて行きました。
タカネマンテマ silelne uralensis ナデシコ科マンテマ属(シレネ属)
日本列島と北極圏が陸続きだった氷河期から咲き継がれている花です。
南アルプス、北岳の3000m前後の岩まじりのところにしか咲かず、希少性から盗掘にあい、環境省のレッドリスト【絶滅危惧IA類】に指定されているそうです。
この写真は花期は過ぎていて、花期にはグリーンのストライプが入った萼筒の先に、
1mm位の薄いピンクががった紫色の5枚の花弁の花がつきます。
その時の萼筒はうなだれています。
この萼筒は、メロンみたいで何とも言えずかわいいフォルムです。
この写真は仕事の夏休みの8月半ばでしたので、花期には間に合わず、萼筒の中にはもう種が出来ているのでしょう。
私には、北岳はなかなかハードで、2800m付近で、ちょっと気持ちが悪くなってきて足が思うように上がらず、やっとの登山でした。
タカネマンテマに会えたのも、鈍足のおかげかもしれません。
しかし、バテていて、どこにピントが合っているのかわからない写真。
でも、この時は自分なりに達成感がありました。
自分なりにっていうのは大事!
次回行くとしたら、もう少し上手にカメラにおさめたいと思います!