燕岳|コマクサ
高山植物で有名なコマクサ。
この花を初めて見た時は、かなり感動しました。
高山植物を見たいが為に山に登り始めたのは、ここ10年前位からなので、あまり花の名前は知りませんでした、登っているうちに色々な発見がありだんだんと覚えてきたわけですが、無知でもこのコマクサは、高山植物の代表みたいな感じで知っていました。
女王の風格独り占めでした。
この写真でもわかるように砂礫に生えるんです。花崗岩でザリザリの石の傾斜地です。
もちろん冬は雪の下、凍りついたり、強い風にさらされたり、雨で地形は変化し。
こんなに熾烈な環境なので、コマクサがこのザリザリ斜面を独占するわけです。
水分確保法は、こんな小さな花なのに、根は1m以上伸びたりするらしいし、葉も細かく分かれていて、霧をキャッチする。
この荒涼とした砂礫に咲くコマクサ。完結している。
この群生は、燕岳で見られます。
白馬から登る唐松岳の頂上付近でも会えました。
7月の中旬から8月の中旬と花期が長いのもありがたいです。
でも、今年は行かれないかもしれないな。