ssawwaves’s blog

時々山登り。高山植物や山野草との出会い。

北岳 | キンロバイ

キンロバイは金露梅という漢字があてられ、見た通り、梅の花のような、まるい5枚の花弁を持つ、バラ科キンロバイ属の花です。

2〜2.5cmほどの小さい花をつけます。

一年草とか多年草ではなく、小さいけれど落葉小低木なんです。

古めの図鑑だと、キジムシロ属になっていて、学名もDasiphora fruticosa ではなくて、

Potentilla fruticosa になっていましたが、今は、キンロバイ科になっているようです。 

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Dasiphora fruticosa

中心部に五芒星。黄色い星があるように見えます。

分布は、南アルプス谷川岳、至仏、八ヶ岳。四国にもあるそうです。

亜高山帯、高山帯の蛇紋岩地や石灰岩地の礫地に咲いていて、やはり高山植物特有の厳しい自然環境をものともしないで可憐に咲く強さを感じる花です。

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葉っぱも小さくて可愛らしいのですが、地表近くは、茎というよりも、枝の質感。

褐色の枝を持つ小低木なのでした。

 

「キンロバイ」を検索していたら徳島県の最高峰の剣山(1955m)に咲いているキンロバイをモチーフにした、可愛くて美味しそうなお菓子を発見してしまいました。

お菓子の賞を勝ち取っている。 

もし、行く事があって、空港に売っていたら買います。

チョコレートコーティングのお菓子は美味しいですよね。

包装が古風な感じもいいかな。

そうなんです。お菓子のモチーフにしたくなるようなかわいい花でした。