北岳 | イブキジャコウソウ
イブキジャコウソウは、ヒャクリコウ(百里香)とも言われる、シソ科イブキジャコウソウ属の低木。木なんですね〜。
低山から高山までみられ、日本原産。
色も形体もかわいいです。
イブキは、滋賀県の伊吹山で最初に発見されたのが由来、ジャコウソウは、日本のタイムと言われるだけあり、良い香りがするからという意味です。
ジャコウって麝香鹿の雄のフェロモンで、いわゆるムスクのことですが、良い香りの喩えなだけで香りは全然似ていないとは思います。
学名の方も、Thymus(タイマス)は、ラテン語のThymeで、香りと言う意味。
ハーブのタイムと同じ仲間なので、このイブキジャコウソウもとてもいい香りがするそうなのですが、高山植物ともなると、恐れ多くて手を触れられないので、香りを嗅いでみたことはまだありません。
ハーブのタイムに似ているのかしら?と想像しています。
タイムと言っても数種類あるんですが。
確かにタイムの花と同じ形ですね。
タイムの花のように、ミネウスユキソウと比べても、小さい花なのがわかります。
今度見かけたら、高山のタイムの香りを確認したいとしたいと思います。
この花も、北岳のトラバース道を彩っていました。