ssawwaves’s blog

時々山登り。高山植物や山野草との出会い。

北岳 | イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウは、ヒャクリコウ(百里香)とも言われる、シソ科イブキジャコウソウ属の低木。木なんですね〜。

低山から高山までみられ、日本原産。

色も形体もかわいいです。

f:id:SSAWWAVES:20190904151200j:plain

Thymus quinquecostatus

イブキは、滋賀県伊吹山で最初に発見されたのが由来、ジャコウソウは、日本のタイムと言われるだけあり、良い香りがするからという意味です。

ジャコウって麝香鹿の雄のフェロモンで、いわゆるムスクのことですが、良い香りの喩えなだけで香りは全然似ていないとは思います。 

学名の方も、Thymus(タイマス)は、ラテン語のThymeで、香りと言う意味。

ハーブのタイムと同じ仲間なので、このイブキジャコウソウもとてもいい香りがするそうなのですが、高山植物ともなると、恐れ多くて手を触れられないので、香りを嗅いでみたことはまだありません。

ハーブのタイムに似ているのかしら?と想像しています。

タイムと言っても数種類あるんですが。

f:id:SSAWWAVES:20190904230158j:plain

イブキジャコウソウとミネウスユキソウ

確かにタイムの花と同じ形ですね。

タイムの花のように、ミネウスユキソウと比べても、小さい花なのがわかります。

今度見かけたら、高山のタイムの香りを確認したいとしたいと思います。

この花も、北岳のトラバース道を彩っていました。