ssawwaves’s blog

時々山登り。高山植物や山野草との出会い。

北岳 | タカネナデシコ

タカネナデシコは、ナデシコナデシコ属の花で、別名は、クモイナデシコ

オノナデシコ南アルプス国立公園で自然公園指定植物となっています。

県によっては、絶滅危惧Ⅱ類・VUです。

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Dianthus superbus Var. speciosus

岩場や礫場に咲ている、カワラナデシコの高山型です。

他のナデシコ属の花(セキチクカーネーションなど)と比べると、花弁の切れ込みが深く裂けていてより繊細な形状ですが、こんな高い山に咲くなんてつわものです。

学名が Dianthus で意味は "dios" ゼウス(神)の "anthos"花です。

スペイン語で dios は神だから、広い意味での「神の花」なのでしょうか?

それとも、あのギリシャ神話に出てくる、ゼウスさまの花ともなると、どのような言はれがあるのかな。

ギリシャ神話にかかわると、面倒なことになるので、さかのぼりません(笑) 

子供の頃は、子供向けのギリシャ神話を読んだりしましたが、子供ながらに、

「えっ?」「はぁ?」「あり得ない!」ってなっていましたから。

それは、ともかく、ダイアンサスと呼ばれる園芸種も、きれいなのがでまわっています。

 

ナデシコは「大和撫子」と言う日本女性の美称があるだけあり、古くから日本で親しまれてきた花で、咲いていると目を引きます。

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北岳 トラバース道花畑    撮影 18.AUG.2019

北岳のおおよそ標高3000m位にあるお花畑です。

ウメバチソウ(向かって左端の白)、イブキジャコウソウ(点在する小さなピンク)、ミネウスユキソウ(写真上の方に点在する白)、タカネコウリンカ(中央下のオレンジ色)がさいています、どれもきれいな高山の植物ですが、一番目を引くのは、タカネナデシコでしょうか。

好きな花のひとつです。

自分はまったく当てはまる気がしないのですが、ナデシコの花が、どのような経緯で日本女性の美称「やまとなでしこ」になったか、自分の納得の行く範囲で調べてみました。

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