北岳 | タカネナデシコ
タカネナデシコは、ナデシコ科ナデシコ属の花で、別名は、クモイナデシコ。
オノナデシコ。南アルプス国立公園で自然公園指定植物となっています。
県によっては、絶滅危惧Ⅱ類・VUです。
岩場や礫場に咲ている、カワラナデシコの高山型です。
他のナデシコ属の花(セキチクやカーネーションなど)と比べると、花弁の切れ込みが深く裂けていてより繊細な形状ですが、こんな高い山に咲くなんてつわものです。
学名が Dianthus で意味は "dios" ゼウス(神)の "anthos"花です。
スペイン語で dios は神だから、広い意味での「神の花」なのでしょうか?
それとも、あのギリシャ神話に出てくる、ゼウスさまの花ともなると、どのような言はれがあるのかな。
ギリシャ神話にかかわると、面倒なことになるので、さかのぼりません(笑)
子供の頃は、子供向けのギリシャ神話を読んだりしましたが、子供ながらに、
「えっ?」「はぁ?」「あり得ない!」ってなっていましたから。
それは、ともかく、ダイアンサスと呼ばれる園芸種も、きれいなのがでまわっています。
ナデシコは「大和撫子」と言う日本女性の美称があるだけあり、古くから日本で親しまれてきた花で、咲いていると目を引きます。
北岳のおおよそ標高3000m位にあるお花畑です。
ウメバチソウ(向かって左端の白)、イブキジャコウソウ(点在する小さなピンク)、ミネウスユキソウ(写真上の方に点在する白)、タカネコウリンカ(中央下のオレンジ色)がさいています、どれもきれいな高山の植物ですが、一番目を引くのは、タカネナデシコでしょうか。
好きな花のひとつです。
自分はまったく当てはまる気がしないのですが、ナデシコの花が、どのような経緯で日本女性の美称「やまとなでしこ」になったか、自分の納得の行く範囲で調べてみました。
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